オガ粉(ウグラン)

森下機械「ウグランマシン」で
製造されるオガ粉について
高品質オガ粉(ウグラン)の生産
ウグランとは
かつてオガ粉「オガクズ」は文字通りの屑であり、産業廃棄物と呼ばれ、ストーブや銭湯の燃料など木材の原始的機能として利用されてきました。しかし現在は状況が一変、形は粒状になっていてもオガクズは木材であり、木材の持つ特性がそのまま一粒ひとつぶに蓄えられています。現在の利用は、その特性を活用するという高次元利用の段階にあります。畜産敷料、菌床栽培、活性炭、成型燃料等の利用はまさに木材の特質を活かした利用方法です。粒状の木材は私達の暮らしを支える重要な産業資材に成長しました。もはやオガクズは屑ではありません。当社は高品質オガ粉の呼び名を「ウグラン(木粒:woody granule)」と名付けました。
ウグランは今、品質の時代
おが粉(オガクズ)の使用は製材副資材から始まった経過もあり、その品質については樹種、国産材・外材の区分も無く、粒度も一定しないなど、他の商品では考えられないようなことが常識でありました。従って、各ユーザーとも「こんなものだ」という諦めの中で使用してきた現状にあります。しかしながら、おが粉の需要の拡大、副資材の減少という情勢を背景に開発された弊社専用機の登場は、おが粉の品質が重要であることを実証しています。
例えば、畜産向けについては保水力・肥育度・健康保持・肉質、また使い終わった敷料は有機肥料などに使用できます。きのこの菌床栽培向けには生産量及びA品率の向上に、活性炭向けについては活性炭製造段階での歩留り率が高くなることにつながります。このように
例えば、畜産向けについては保水力・肥育度・健康保持・肉質、また使い終わった敷料は有機肥料などに使用できます。きのこの菌床栽培向けには生産量及びA品率の向上に、活性炭向けについては活性炭製造段階での歩留り率が高くなることにつながります。このように
使用されるオガ粉の品質を選ぶことはとても重要です。オガ粉は今、品質の時代となっています。
弊社ウグランマシンで生産されたオガ粉の特長 (高性能・高歩留り率)
- 弊社「ウグランマシン」は、独自の特殊チップソーによる確実な切削方式で、抜群の生産性があり、高能率に製品(ウグラン)を製造します。
- 特殊な長孔を有するスクリーンの使用で、製品にスリーバー(つまようじ状の木片)が混入せず、特に選別機を必要としません。
- チッパーナイフのような叩き切りや引きちぎりなどの圧断が生じないため、木材の特質である「道管」・「仮道管」が破壊されません。従って保水性に優れ、通気性も富んでいるという相反する性質を持っています。
オガ粉「ウグラン」の拡大写真
●畜産敷料としての特長
- アンモニアの発生が少なく、切り返し等の作業も軽量で簡便に交換・運搬が可能です。
施設費や維持管理費の削減につながります。
- スリーバー(つまようじ状のもの)が混入しないため、家畜にとって快適な敷料となります。「通気性が保たれるため、敷料が他のものと比べて長く使える」「よく寝そべるので飼料の節約もでき、肉質も柔らかく良好」とご好評を頂いております。
- 好気性醗酵条件が整い、堆肥資材としても最適となります。
●きのこ栽培としての特長
- ウグランの粒子は複雑な形状で粘性が高く、表面積が大きいため、きのこ菌が木質そのものを栄養源として分解し易い形状になっています。
- カッター方式に比べて木質の分解比率が大きく、きのこのA品率(高くなると歯触り・香り・日持ちが良くなります)を上げ、栄養成分、嗜好成分、薬効成分に富んだ高品質なきのこの培地に適しています。
- きのこ菌の快適環境を提供し、きのこ品質のA品率は90%以上、使用済みの廃菌床は農地活性化資材として有効利用されています。
●その他の利用法
木質ペレット、生鮮野菜の輸送、生ごみ処理、バイオトイレ、脱臭基材、炭化製品、 成形燃料、 プラスチック成型品 、汚泥排水処理剤、壁材、断熱材、集成合板 など。

「家畜にとって快適な敷料で、
日持ちが良い」とご好評です。

農地活性化資材として
有効利用されています。

きのこ菌が必要とする保水力及び
通気性に優れた資材です。
オガ粉の粒度分布 (参照データ)
粒子(大きさ)
| 弊社ウグランマシンで生産されたオガ粉
| 一般の製材オガ粉
|
1.19mm以上
| 37.4%
| 6.0%
|
0.59~1.19mm
| 38.7%
| 20.0%
|
0.59mm未満
| 23.9%
| 74.0%
|